それぞれの在り方で。

5月ぐらいから、ずっと書きたいと思ってたこと。


グループ同士の比較だったり、グループじゃなくても個人の比較っていうのは、あまり好きではないんだけど。だって、各グループごとのカラーだってあるだろうし、各々のスタンスというものだってある。
だけど、ちょっと感じてしまったこと。比較されるのは嫌だという方はここから先は見ないでください。そして、これはあたしが感じたこと。

















じんくんの歌に対する想いの強さってどれぐらいあるんだろう、と考えていた。歌うのが好き、とか歌には自信があるという発言。あたしは、彼の歌声が好きだし、歌も上手いと思う。A担としてのあたしは、演技をするあかにしじんよりも歌ってるあかにしじんに対する思い入れの方が強かったし、何より楽しそうに歌ってる姿が好きだった。

だけど、いつからだろう。必死さがなかった。一生懸命さがなかった。そこには甘えがあった。風邪ひいたからしょうがない。体調悪いから仕方ない。俺は歌ってるから踊らなくても許される。全部自分を甘やかしてる言い訳。彼がそういう風に考えていたかはわからないけど、少なくともそう感じてしまう場面はあった。もちろん、サイボーグでもロボットでもない、生身の人間なんだから風邪だってひくし体調だって崩す。あたしはそれが悪いというつもりなんて全くないんだけど。ただ、そうならないように努力したり、なってしまったら少しでも良い状態に持っていこうとしたり、その時にできる自分の最善を尽くしていたのかな、って。踊りだってそう。いつからか、手を抜くことだけ上手になっていった。踊れない人じゃない。"踊れる人"だからこそ、その姿勢はどうしたものか、と何度も思った。スポットライトを浴びる存在である以上は、プロ意識を持ってほしい。彼の、彼らのパフォーマンスに対して、ファンやお客さんはお金を出している。

こんなことをぐるぐる考えてしまったのは、やっぱりFTONコンが影響してるかな、と思う。リアルコンのすぐ後にFTONコンに行って、余計にそう感じさせられてしまったのかもしれないんだけど。FTONコンも正直言って、すばらしいと言えるものではなかったけど。でも、あたしはすばるの歌い手としてのあり方に、「あぁ、この人は本物だ」と思わずにはいられなかった。ロマネに行く前の最後の挨拶。話し出した時びっくりした。歌ってる時とは比べ物にならないくらい、その声が枯れてたから。こんな状態でよくあれだけ声が出せていたな、と感心するぐらいにガラガラだった。でも、そんなこと微塵も感じさせていなかった。もちろん日によって良し悪しはあったし、声があまり出ていなかったり、音が外れてしまってる時もあったけど。でも、すばるのパフォーマンスは常に一定レベル以上のもので、仮に彼の状態が悪かったとしても、ステージ上ではプロだった。基準として引いた線の下にいくことはなかった。そこには自分に対する甘えはなかった。そこがじんくんとの違いだと思った。

結局、何が言いたいのかというと。じんの場合、パフォーマンスにはムラがある。体調とかそういうことを抜きにしてもね。もちろん大丈夫かなーと心配する気持ちもあるけど、それと同時に、あれ?って思った。最初から何も出来てないんだったら、多くを望んだり期待したりしないけど。そんなもんじゃないということを知っているから。だからこそ100%でない、その時出来る自分なりの100%でもない姿に、何故という気持ちだった。同時に、彼自身が楽しめてないのかな?と思った。ファンを見てるようでその目には何も映ってないのかな、て。